「おこげ」という言葉をご存知ですか?
1992年に公開された、中島丈博監督の映画のタイトルです。
ゲイのカップルに魅了された女性が、様々な困難を経験しながら愛の形を摸索していく。ここで言う「おこげ」とは、男性同性愛者に付きまとう女性を指す俗称(蔑称)のことである(劇中お釜に引っ付いてくるからという説明あり。近年における類義語としては腐女子がある)。
引用元:おこげ(映画)
友達に紹介されて観てみた映画なんですが、予想外に面白かったんです。
「おこげ」の意味
ごはんのお釜にくっついているのを「おこげ」と言いますよね。
映画では「おこげ」は、お釜(おかま)にくっついている女という意味として解釈されています。
そのまま「おこげ」の女が主人公ということで、映画のタイトルにもなったんですね。
おこげと違って現代では「腐女子」という言葉があります。
腐女子は、BLが好きというイメージですが、実際にゲイたちと一緒にいるというより、二次元で楽しんでいる感じがしますよね。
そんな腐女子とも、またちがうおこげの存在はどういうものでしょうか。
私はおこげだったかもしれない
よくゲイバーに行って、何食わぬ顔でカラオケを歌い、恋ダンスを踊っていたりします。
私の場合、ゲイにくっついてるというより、友達がたまたまゲイだったから一緒に遊んでいるというだけでした。
今は断酒しているので遊んでませんが、色んなゲイバーをハシゴしていたんです。
まぁ、私が行けるので厳密にはゲイバーではなく、ミックスバーに行っています。
ゲイバーというのは、ゲイ同士が集うバーですね。
ニューハーフショーや、女装家さんたちがいるのは、女装バーであったり、ニューハーフのお店だったりします。
実際のゲイは、そういった女装の方たちのお店には行かないことが多いようです。
友達を見てると単純に好みの男がそこにはいないからだろうなと思っています。
ミックスバーは、ゲイだけでなく女装する方もいたりします。
観光バーとも呼ばれ、ゲイもいますがノンケ(異性愛者)もたくさんいるところが多いです。
お店にいる店子はゲイが多いですが、たまに手伝いで来たというノンケの男性もいました。
私のようなノンケ女が行けるっていうことは、観光バー的なところが多いのかなぁと思いながら飲んでます。
実際のゲイバーのおこげ事情
私はよく友達と、渋谷、恵比寿、新宿二丁目と色んなところに行きました。
一人では行ったことがありません。
友達はボトルを入れてる常連なので、ついていくだけ。
私に「ゲイバー?面白そう!連れてって!」と言われても、方向音痴の私は案内することができません。
女友達に言われることが多いですが、そういう人は絶対連れて行きたくないですし、行こうとも思いません。
最初に行ったのは渋谷のミックスバー。
今ではいちばん落ち着くのがここです。
友達が泥酔してたときに、「あんたも大変ねー」と言ってくれるお店の方も優しい。
基本的に、女はウェルカムではないので、謙虚に飲んでいます。
奢ってもらえるわけありません。
奢ってもらいたいなら、ハブへ行け!!
奢ってもらえないとは言いつつ、おじさんとかお金持ちゲイに奢ってもらったことはあるのですが、おそらく同郷の話ができたのと、カラオケや話に付き合って恋ダンスをしてたからでしょう。
因みに、ダンスなんて普段しないのに、恋ダンスだけ完璧なのです。
ちょうど年末流行ってたときだったので、楽しかった!!!
こんな女子は嫌われる?
お店のゲイたちにやたら相談する女がいます。
なぜ、ゲイに恋愛相談したがるんでしょうか。
ゲイにアドバイスされたいという女子多くないですか?
的確で厳しいアドバイスをもらえると思ってるんだろうなぁと見てて思います。
でも、女子ってアドバイスより共感ほしいだけですよね。
共感ほしいなら、女子にすればいいのにね。
また、可愛い女子に多いのが、注目されたいキラキラ系です。
モテたいのか知らないけど、モテたいならハブ行けよ!!!(2回目・笑)
こりゃ私の僻みになるのかも?
やたらゲイと友達になりたがったりする。
友達になろーが口癖。
「ゲイと友達の私」に酔ってる方も苦手です。
そんな女たちは嫌われます。
おこげ女、お酒をやめて二丁目卒業するってよ
そんな「おこげ」ライフを送っていた私ですが、体質改善のために断酒をしているのでお酒をやめています。
基本的に、「おこげ」はお酒を飲む人が多いですね。
ミックスバーに行くわけですから。
バーとはお酒を飲むところです。
私自身もお酒は強かったんですね。
テキーラや、イエガーを飲んでも泥酔になったりしませんでした。
うぇーいってテンションも上がりません。
おつまみをあんまり食べないので、空腹にお酒でちょっと気持ち悪くなるくらいはありました。
しかし、新宿二丁目で飲んだ朝5時。
私はお酒をやめようと思いました。
友達にも断酒宣言をして、今に至っています。
映画「おこげ」に学んだおこげ女は幸せになれない理由
★ネタバレあり★
清水美砂さん演じる、小夜子はゲイ友達が好きだったノンケ男から言い寄られてしまい、結局やってしまって子どもができちゃうんですね。
そして、そのノンケ男。
結局最低な奴で、シングルマザーで子どもを育てなくてはいけません。
ミルク代もなく、かつてのゲイバーの店子にお金を借りる始末。
やっぱり、ゲイと遊んでいるとこういうことに巻き込まれてしまうのか!!
とは全く思いません。
ゲイ友達が悪いわけでもありません。
ノンケ男も悪いわけではありません。(えっ悪くないの?w)
結局、やってしまった女・小夜子自身が悪いと思うのです。
そんな女にはなりたくない。と思ってしまった。
そんな女にはなりたくないけど、ゲイ友達にはやっぱり幸せになってほしい。と思う。
それも私の勝手な考えなのかも。
幸せになってほしいって私が思ってるだけで、彼はふつうに今幸せかもしれない。
そんなことを考えてるだけで失礼な私。
反省して、やめた。
まとめ:「おこげ」卒業する
・いつまでもゲイバーに入り浸れない。楽しい時間は今だけ。
・私は結婚願望ないけど、おそらく婚期を逃す。
・ゲイ友達とばかり遊ぶと楽すぎて、女友達がうざくなる。
・よけいなお世話をしてしまいがち。
・よけいなことを考えてしまいがち。
ミックスバーに行くのは楽しいけど、本当に今だけなのかなぁと感じています。
映画では、小夜子もバーで女友達を邪険にしてましたよね。
私も女友達からの連絡がしんどいときがありました。「聞いて!会おう!話そう!」という子だったので話を聞くのが辛かった時期があったんです。
それも今はちょっと悪かったかなぁと思っています。
映画を観て、私自身も本当に反省しました。
というわけで、今のところ「おこげ」卒業してます!!
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