日本版の『プラダを着た悪魔』かな? なんて観始めたネットフリックスの『UNDERWEAR(アンダーウェア)』が面白い。
最初は冴えない主人公・桐谷美玲が、アン・ハサウェイのようにきれいになっていくストーリーかと思いきや、私もきちんと中身から変えなくては…と思わせてくれた。
下着にはこだわりたいけど、そこまでお金をかけられない。
そもそも周りの人から見られる髪型やメイク、ファッション、靴にもお金をかけられていないのに、下着にこだわってもいいのか?
外見が変わると人は変わる。
自分も変わる。他人も変わる。
変わることを知ると、「美しい」にこだわることをバカにしてはいけないと感じる。
目次
女性には美しさが必要?外見と見た目で判断される世界
男性はお金を稼げるかどうか。女性は美しいかどうか。
昔から決まっている。優秀な人間の指標。人と比べられるなんて、まっぴらごめんだと思っていても、どうしても人は比べる。
あの人の方がきれい。あの人の方がお金持ち。
そして、女性は小さい頃から、「かわいい」か「きれい」が求められる。
かわいい子が学級委員長だし、きれいな子はテニス部やバスケ部のような花形部活に入る。
中学生くらいまでの可愛さは、親に感謝しろよなって思う。
しかし、アルバイトができる高校生になると少しのバイト代が手に入り、化粧やファッションという武器がもてる。
可愛くなりたい。というだけで、毎月のように服を買い、憧れていたモデルがやっているCMの化粧品を買った。
それでも、私は可愛くなれなかった。
「女性は外見で判断される」
この世界では、負けたと思った。
見た目が悪いとか、コンプレックスとか、お金がないっていう理由とか
親がイケメンだったら、親が美人だったら、親が二重だったらよかったのに。
親がお金持ちだったら、たくさん服も買ってもらえるのに。
親が外国人だったら、英語喋れたかもしれないのに。
そういう考えてもしょうがないことを、小さい頃は思ってしまう。「だったらいいのに」という思考は危険だ。
お金があったら解決できる。
だったら、仕事を真面目に取り組むしかない。
自分の好きな仕事。
やりたい仕事。
合ってる仕事。
仕事をがんばるために、見た目が重要なら見た目も変えるしかないのだ。
仕事にファッションやメイクが重要?服なんて何でもいいと思ってない?
スーツでも仕事はできる。制服でも仕事はできる。オフィスカジュアルコーデでも仕事はできる。
オフィシャルカジュアルコーデという名の私服に困る人も多いだろう。
毎日、私服をがんばる人。がんばらない人の違いは何なのか。
単純に彼氏がいるとか、いないとか、そういう問題ではない。
服も仕事をするための武器だ。
メイクも自分にやる気をもたせるための武器。
寝坊してノーメイクで出勤した日の、仕事パフォーマンスの効率の悪さはひどすぎるものだ。
メイク面倒だなぁなんて思って出勤する日も、もちろんある。
でも、メイクの仕上げが良い日ほど仕事ができる日が多いんじゃないだろうか?
気のせいかもしれない。
仕事をするための武器として、私たち女はファッションもメイクも必要なのかと考えてしまうほど、仕事に影響が出るのだ。
ちなみに、私は上下の下着をなるべく揃えたい派。揃わない日もあるけど、わりと揃えたい。揃った日のほうがちょっとだけハッピーになれるから。
自信と覚悟。女は自信をつけるために美しいものを身に着ける
アンダーウェアにこだわろう。
美しい下着を着けている日は、いつもより自信が持てる。
きちんと測ってもらったサイズぴったりの下着。
自分が「可愛いなぁ」と思えるお気に入りの下着。
透けるからあんまり派手な色はちょっと買わないでおこうかなぁなんて、躊躇していた時期もあった。
黒やベージュじゃなくて、赤やピンクや黄色のかわいい下着を本当は着けたいのだ。
下着は自分しか見ない日がほとんどである。
そのほとんどを、何もときめかない黒とベージュで過ごしていいのだろうか。
毎日はちょっと着けられない。
だけど、週に1回くらいは自分のお気に入りのかわいいやつ。それを着けて仕事をがんばろうと思える、そんなドラマだった。
自分にしか見えない。下着という武器を身につけて、今日も働くのだ。