さまざまな接客業を経験してきたナナメドリです。
リゾートバイトでホテル、旅館の接客係、スターバックス、居酒屋、100円ショップ、フードコートなど数えたらキリがないくらいのアルバイト歴があります。
お客様からのアンケートで褒められることもあれば、クレームを受けることもありました。
褒められるのも怒られるのも同じ人間です。店員として、客層によってまったく自分の接客態度が変わることを実感しました。
「民度が低い」と感じるお店では、やっぱり高級旅館のような接客はできないのです。
客層が悪いなぁと感じた接客業と、客層悪すぎて人々に絶望を感じたことをお伝えします。
客層が悪い・民度が低いと感じる職種
- コンビニ
- ファミレス
- 100円ショップ
- 居酒屋
- 公共施設
誰でも入れるようなところは、本当に誰でも来てしまいます。
どういう意味かというと、お金を持っていなくても来られるような場所です。
「安かろう、悪かろう」というのは商品の品質の問題ではなく、客層なのかもしれません。
100円の商品が壊れたとクレームをつける人は、100円の価値しかないということをわかっていないのです。
ある程度、分別のつく人間であれば「100円しか払ってないし、しょうがない」と思うはずですよね。
それが「お金を払ってるのに、すぐ壊れるなんてありえない!」と考えてしまうような人間は、いつまでたっても貧乏なのです。
100円で提供できるものは、100円くらいの価値しかありません。
100円のものが1日で壊れたら、次は1000円のものを買って1年くらい持つことを覚えればいいのではないでしょうか。
そういう考えができない人間が集まってくる場所は、けっして客層がいいとは言えないのです。
100円ショップを例にしましたが、飲み放題だから元をとろうと勘違いしてくる人や、タダでドーナツもらえるからといって行列に並ぶような人ほど、文句を言う人が多いです。
客層が悪い・民度が低いと感じる土地柄

- 駅前・駅ナカ
- ガラが悪いと言われている土地
全国どこでも主要都市の駅近の飲食店は、忙しいです。
駅を利用する人間が多ければ多いほど、色々な人間がきますよね。
例えば、オフィス街のスタバと駅ナカのスタバだったら、駅ナカのほうが忙しいですしクレームも多いです。
銀座のスタバより、渋谷のスタバのほうが忙しいし、明らかに客層がちがいます。
人が多く行き交う場所は、それだけ多くの人がくるので、それだけ色々な人と接しなければいけません。
オフィス街のスタバはオフィス周辺の人しか来ません。
駅ナカのスタバは、急いで新幹線に乗る人、仕事前だけど寄りたい人、時間ないなら寄らなくていいのにと思う人ばかり来ます。
ちゃんと時間と場所を考えて行動できる人が来るところを、働く場所にしたほうが精神的にはとても楽になります。
もちろんそういう人ばかりではありませんが、実際に働いていて比べると明らかに客層が違うのがわかります。自分の働きたいところを職種だけで決めずに、土地柄・場所は立派な選ぶ基準になります。
客層が悪いと感じた人の特徴

客層が悪いって、どういう人のことでしょうか。
私が接客をして感じた人たちをピックアップしました。
人の話を聞かない人ほど自己中心的
レジを毎日していて思うのは、人の話を聞かない人がある一定数存在するということです。
「少々お待ちください」と伝えても、そんなの構わずに注文をわーわー言う人です。
つまり、自分のことしか考えていません。
話が通じない。
日本人同士だけど日本語が通じないのです。
自己中な人は、まじでいる。
ポイントをためてる人ほど文句が多い
ポイントカードをためている人が悪いというわけではありません。
ただ、「ポイント押してもらってない」「ポイントの数がちがう」「ポイントカード忘れたけどつけてほしい」「今持っていないけど車にある」という謎の主張をする人が多いのです。
いっけん、店員側がポイントの数を間違えてるのでは?と思いますよね。
これが正しく押していても言われるのです。
ポイントをコツコツためるのは悪くありません。
しかし、ポイント集めに必死すぎる人が多く、ポイントの一つや二つで大袈裟な怒りをおぼえる人ばかりなのです。
ポイント一つにそこまで怒れるのは、逆にすごいです。
金額を伝えても無言でカードを持っているだけ
最近では、現金、クレジットカード、電子マネーなど多くの支払い方法があります。
電子マネーでは決済方法やレジボタンが異なります。
金額を伝えても、どのように支払うのかを自分で言えない人間も多くいることがわかりました。
カードを出すだけの人もいますが、クレジットと交通系ICカードが一緒になっていて、どちらで支払うのかわかりません。
ほとんどの人が「Suicaで」「nanacoで」と言いますが、何も言わない人は店員がエスパーだと思っているのでしょうか。
カード見ればわかると思っていますか?
人間は言葉が話せるのですから、話して伝えることを忘れていませんか?
外国人の方でも「クレジットカードで」と言ってくれますよ。
店員が質問しても無言の人は意外といます。質問されても答えることができない人は、一体どうやって生きてきたのでしょうか。
客層が悪いお店は店員も性格が悪くなってしまう理由

毎日毎日、このような人間を相手にしているとどうなるでしょうか。
新しく入ってきたばかりのアルバイトの子が、最初は元気で明るかったのにどんどんきつくなってしまうくらいです。
タメ口をつかわれる、お金を投げつけるようなことは日常茶飯事です。
店員を人間だと思っていない人の多さに唖然とします。
店員としても、だんだんお客様を客と思えなくなってくるときがきます。
待ち時間が長いと伝えて了承しているのに、「まだ?」と言ってくる人。
支払いが完了しているのに、追加注文や注文変更を平気で言う人。
行列に並んでいるのにも関わらず、注文を決めずに優柔不断で迷っている人。
質問しても何も答えずに無言のまま立ってる人。
客層が悪い・民度が低いお店は、店員からは笑顔が消え、こんな人たちに最高の接客サービスをする必要はないと感じてしまいます。
人はお金を払うときに、本当の性格がわかる。
店員の態度が悪いなって思ったら、それはあなたの態度が悪いからかもしれないということに早く気づいてほしい。