派遣で大学事務という仕事を知って、働き始めたときに「暇なのに給料もらえる楽な仕事だなぁ」と感じました。
忙しい時期や、バタバタしている課もありますが、なぜ派遣を雇う必要があるのか?というくらい暇すぎる課もあるんです。
2年半大学事務を経て、また大学事務で働きたいと私は考えました。
以前は理系の大学でしたが、今度は医大の大学事務デビューをしました。
その医大が色々やばすぎて、三ヶ月で辞めたことを報告します。。。
何がやばいって、最初からやばかったんです。(語彙力)
Contents
大学事務の派遣面談当日はどんな感じ?
派遣の面談は、派遣会社の担当者といっしょに向かいます。
派遣先である大学の1階のフリースペースなどで、打ち合わせをすることがほとんどです。
自分のスキルシート・職歴の確認、担当者からは派遣先の簡単な説明がありました。
面談日の持ち物として、筆記用具や印鑑も必要とメールに書いてあることもありますが、ほとんど使用したことはありません。
※派遣会社によって異なるので、確認しましょう。
面談時の上司の発言が色々やばかった件
面談は、上司である課長・係長と同じ仕事をする派遣の方が同席されていました。
派遣の面談は、ほとんどは人事担当か直属の上司のみでおこなわれます。
同じ派遣が同席することなんて初めてでした。
まずは、大学側から業務内容の説明があり、こちらから自分のスキルシートに沿って職歴を伝えます。
質疑応答があり、派遣先からも自分からも疑問に思ったことを聞ける時間です。
ここでいきなり上司であろう方から「自分の仕事のペースで残業は絶対しないでほしい」と言われました。
言われなくても『残業なし』と聞いているわけですから、少し違和感を感じました。
上司である課長と係長は、ほかに私に質問はせずに、なぜか派遣の方に質問されるという少しおかしな展開にもなっていたんです。
私も大学事務が二度目ということもあり、慣れれば仕事できるだろうという考えでした。
特殊な大学事務・それは特許事務だった
医大で働くことになった私の所属は、産学連携本部という特許をあつかう部署でした。
簡単に言うと大学所属の先生方が発明した研究の特許を取得するために、色々と書類のやりとりを代行するところです。
民間企業と共同研究している場合もあり、特許取得するときに喧嘩しないように最初からパーセンテージを決めたりしています。
(しかし実際は揉め事も多い…)
受託研究、共同研究の契約書作成や、特許事務所とのやりとり、先生や企業に依頼メール、年金支払い、請求書作成などをしました。
それだけではありません。
特許を取得したいと言っても、簡単に取得できるわけではありません。
同じような研究が発表されていたり、商品化されても微妙なものだったり、論文発表だけでいいのでないかという、さまざまな意見を交わす「知的財産委員会」という会議が月一でおこなわれるのです。
これに派遣も出席しなければいけませんでした。
しかも、議事録はその場でパソコンに打つものではなく、録音したものを聞きながら作成するという二度手間のオンパレードです。
先生方もお医者さんなので、難しい単語連発のうえ、横文字も多く何言ってるかさっぱりわかりません。
特許事務や医療事務経験者には医大はおすすめ
国家試験の知的財産管理技能士を持っている方や、医療関係に勤めたことがある方には医大の大学事務はおすすめかもしれません。
しかし、資格がなくても大学事務はできます。
英語や他の言語の契約書もじゃんじゃんきますが、英語読めなくても喋れなくても問題ありませんでした。
ただ、今後グローバル化が進んでるので英語はできたほうが、時給アップや有名大学に入れる可能性が増えます。
私立医大の大学事務メリット・良いところ
- 無料でインフルエンザ予防注射が打てる
仕事内容に興味がもてなかった私は、医大で働いたメリットを考えたところ、一つしかありませんでした。
ちょうど秋に入ったので、インフルエンザの予防注射を無料で受けることができました。
医療関係者は優先的に打てるのですが、これは病院だけじゃなく大学内で働いている事務も受けることができたんです。
通常3,000円〜ほどする予防注射をタダで打てたのは、ラッキーでした。
人生初のインフルエンザ予防注射は、意外と痛くて腫れて少し熱が出ました…。
一応、現在(2月)でもインフルにはかかっておりません(^^)
私立医大の大学事務デメリット・おかしいところ
- 先生を持ち上げる風潮がすごい
- 昔の悪しき風習を変えることができない
- 非効率的な作業と時間が多い
大学はどこでもそうですが、頭のいい先生たちがいます。
職員は、その先生たちに従うしかありません。
先生たちのなかでも、同じ研究チームとかそうじゃないとか、仲悪いから協力したくないとか、色々めんどーなわけです。
そんな先生たちのもと、職員は長く働いており、だんだん価値観が崩壊していくわけです。
民間企業の考え方と、大学職員の考え方はやっぱり違うことがすごくわかりました。
そんな職員のもと、私たち派遣は働きます。
職員は昔からやってきたことをなるべく変えずに今のままやっていきたいという考えが多く、なんとも理不尽な思いを抱えながら仕事をすることになりました。
Excelデータも、資料のファイリングも、データ化も意味があるようでない作業が多いのです。
こういうことに耐えなくてはいけないのが、大学事務なのかな…とも思いました。
(最先端の大学もありますが、結局はアナログでという意見も多い)
後日談・あとから他部署のパートさんに聞いた話
直属の上司の正職員が「派遣と仲良くなりたい」と、他部署の職員さんに相談していたと、あとから聞きました。
また、その上司は女性を見た目と年齢だけで判断し、40代の派遣面談にきた方を断ったこともあると言っていたんです。
そもそも、この私立医大がおかしいわけでなく、上司自体がおかしいのかもしれません。
もう大学事務なんてしないと思ってしまった
派遣で長く続けることができる職場は「人間関係」のみです。
仲良くしてくれる方がいたり、たまに一緒にランチする方がいたり、一人で気ままにランチできる日もある環境が大切です。
仕事内容がどんなに暇で苦痛でも、誰かが自分の悩みに共感してくれたり、改善してくれようという気持ちがわかったら、仕事を続けることができました。
しかし、この上司のしたで働くのは耐えられないかもしれないと気づいたとき。
私は派遣会社に電話しました。
「もう次回は更新しません」
参考:東京OLごっこ
大学事務選びは面談日が肝心かもしれない
大学事務選びは、派遣会社が重要ではありません。
派遣の大学事務は時給がそこまで高くないですし、時給アップも2年かかってやっと20円上がったくらいでした。
ただ、大学事務に強い派遣会社にお願いするほうが、心強いと感じました。
大学事情を知っていたり、もっとヤバイ上司がいることを派遣に教えてくれればよかったのに…とも思ったんです。
大学事務に強い派遣会社の選び方
- スタッフサービス
- マイナビスタッフ
この3つの派遣会社は私が登録していて、大学事務を探しているときに求人をよく見ていた派遣会社です。
スタッフサービス
「オー人事」でおなじみスタッフサービスは、大手企業からまんべんなく求人が多いです。
面談担当の方も、求人を紹介してくれたコーディネーターの方も、親身に探してくれて印象がよかったのでおすすめです。
マイナビスタッフ
マイナビはクリエイティブ関連の仕事も多いのですが、大学事務の仕事も意外と多いです。
私は、よくマイナビにお世話になることがあり、時給アップしてくれたこともあったり担当者の方が頑張っていただいたり、感謝しています。
個人的に、とてもおすすめです。