「脂漏性皮膚炎になったらコーヒーをやめるべきなのか?」と疑問に思いました。
朝飲むコーヒーって美味しいですよね。仕事中に飲む人も多いでしょう。食後には絶対コーヒー飲みたい人も多いと思います。
なかなか「コーヒーが辞められない」という方もいますよね。
たかがコーヒーで肌荒れや脂漏性皮膚炎が治るなら、とっくにみんなコーヒー断ちしているはず。
そもそも、コーヒーは肌にどういった影響があるのでしょうか?
コーヒー以外にも入っているカフェイン
- コーヒー
- 緑茶
- ウーロン茶
- 紅茶
- ココア
- コーラ
- チョコレート
など多くの飲料や食品にカフェインは含まれています。
お茶系なんてほとんどですよね。
コーヒーや紅茶だけ気をつけていれば問題ないと思っていましたが、コーラやチョコレートもなんて意外でびっくりしました。
カフェインがなぜ肌に良くないのか
- 利尿作用
- 覚醒作用
- 胃酸分泌促進作用
- 血管拡張作用
- 交感神経刺激
カフェインのマイナス面として、「不眠」や「めまい」があります。
夜にコーヒーを飲んだら眠れなくなる人は、このせいですね。
また、「利尿作用」があります。すぐトイレに行きたくなりますよね。
これには、私たち脂漏性皮膚炎にとってはとても厄介です。
食事改善をしていたり、ビタミンをサプリで摂っている人も多いはずです。
せっかく摂った良い栄養素を、カフェインを含むドリンクを飲んだら「利尿作用」で出ていってしまうのです。
そう、意味がなくなってしまうのです。
カフェインは適切な量であればメリットもあるのですが、過剰摂取した場合は、ほとんどデメリットばかりです。
コーヒーは、適切に摂取すれば、がんを抑えるなど、死亡リスクが減少する効果があるという科学的データも知られていますが、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています。
カフェインだけじゃなくてアルコールも良くない
アルコールもカフェインと同じく、利尿作用があります。
私もお酒を飲んで、一度トイレに行ったら、すぐ行きたくなります。
アルコールが入った体は、脱水症状がおこり肌を乾燥させます。乾燥肌や敏感肌にもなりやすくなり、老化の道まっしぐら。
そして、細胞組織を炎症されるアルコールは赤ら顔にもなりやすいのです。
個人的にお酒が好きな方は、ニキビや肌荒れしている人が多い印象があるので、気を遣っていないと大変なことになると思います。
私はカフェイン断ちでなくコーヒー断ちをしたら?
私は、以前スタバで働いていました。
スタバを辞める前の半年間は、脂漏性皮膚炎がピークでした。
コーヒー屋だから「コーヒーを飲まない」という選択ができません。
毎日、お客様に出しているコーヒーの味を確かめていましたし、新しいコーヒーを販売するときには、必ず試飲をしなければなりません。
そんな環境だったので、なかなかコーヒー断ちができませんでした。
しかし、スタバを辞めることによって少しずつ肌の調子が良くなっていきました。
スタバを辞めると私はまったくコーヒーを飲まないのです。
スタバが副業だったので、本業の仕事では紅茶もしくは水で過ごしていました。
紅茶は飲んでいたので、カフェイン断ちというわけではありませんが、明らかにコーヒーを飲んでいた時期より肌の調子がいいのです。
コーヒー断ちしたあとの私の変化
- よく眠れるようになった
- 腸内環境がよくなった
- 乾燥することが減った
- いきなり吹き出物ができることが減った
もともと、どこでも眠れるし不眠症ではないですが、寝つきがよくなりました。
眠りも浅く繰り返し夢を何回もみるタイプだったのですが、夢をみることが減ったのでぐっすり眠れているのかなぁと感じます。
ストレスも影響があると思いますが、睡眠の重要性をもっと注目するべきなのかなと思いました。
コーヒー断ちといっしょに食事改善もしていたので、腸内環境がよくなりました。
本当に何も考えずに食べたいものを食べていたツケが、脂漏性皮膚炎だったのかもしれません。
便秘ではないと思っていましたが、出ない日もあったし下痢気味の日もありました。急にお腹痛くなることもありましたし、自分では胃が荒れているとは思ってなかったのです。
今思えば、荒れていたと思います…。
胃腸の不調は、よく顎ニキビができて口まわりが荒れるといいます。口まわりの乾燥もひどくて、すぐファンデーションがのらない状態。
今では、あまり乾燥しにくくなりました。
1年くらいやめてみて感じたことなので、個人差はあると思いますが、コーヒーのカフェインの刺激の強さって意外とこわいのかもしれません。
吹き出物ができても原因がわかるようになってきたので、食事改善が楽しくなってきました。
私がコーヒー断ちで脂漏性皮膚炎が落ち着いた理由
- コーヒーを飲みすぎていた→コーヒーなしに切り替えたため
- もともとコーヒー飲まない人はカフェインなしのほうがわかりやすいかも
- コーヒーだけでなくアルコール断ちもしていた
- カフェイン、アルコール以外の食事改善も同時にしていた
また、長期連休(一週間程度)のときに水か豆乳で過ごしていました。
これにも大きな発見がありました。
メイクも最低限にとどめたのもありますが、カフェインゼロだったので肌の調子が良くなってきたのではないかな?って思っています。(また歯も白くなりました!笑)
コーヒー好きでやめられないという方は、少し減らしてみると脂漏性皮膚炎も良くなるかもしれません。
ただ、完全にコーヒー断ちだけのおかげではないので、腸内環境を整えるという食事改善も必要です。
長引く肌荒れや、脂漏性皮膚炎などは原因が一つではないので、「原因と思われるものを一つずつ潰していく」つもりで取り組まなければいけません。
長い道のりですが、かならず痒みはなくなる・赤みもなくなる・乾燥しにくくなると願いをこめて頑張って美肌を目指しましょう。
追記:脂漏性皮膚炎が治った今ではコーヒーも飲みます
引き続き、腸活は続けています。
コーヒーもたまに飲みますが、1日に1杯ではなく、1ヶ月に2〜3杯程度です。これくらいの頻度ではまったく体に影響はありません。
整体に行ったあとはデトックスのため、カフェイン入りのコーヒーか紅茶をかならず飲みますし、鍼治療もおこなっているので利尿作用を利用しています。
何事にも飲みすぎはよくないですし、コーヒーのメリットを理解しながら楽しむのも大切です。
もう人生でコーヒーは飲めないのか…と悲観せずに、脂漏性皮膚炎が治るまでと期間を設けてきっちり自分の肌と向き合うのも大事だと感じました。
ディカフェがあったらディカフェを飲むことも増えました。ディカフェでも、カフェインありのコーヒーとまったく味は変わりません。
おすすめです。