接客業をしていると、お客様から声をかけられることが多いです。
声をかけられると言っても口説かれるのではなく、いわゆる世間話の流れのなかでの出来事でした。
酔っ払っているのかもしれませんが、今の時代個人情報を聞き出すことは、とても嫌がられます。
っていうか、私はめっちゃ嫌です。
そう感じている人は、きっと私以外にもたくさんいるはず。
お客さんに「おねえさん、いくつなの?」「(名札を見ながら)名前なんて読むの?」「お姉さん可愛いね」「どこに住んでるの?」などと言われた場合、どうしたらいいのでしょうか?
正直に言いたくないのは大前提として、面白い返しやあっさりスルーする方法を考えていきたいと思います。
お客さんに年齢を聞かれた場合の返し方

人に年齢を聞く人は、あまり自分の年齢を気にしていないか、何も考えていないのかのどっちかです。
何も考えずに「おはよう」と同時に出てくるくらいの挨拶くらいのもんだと思っている人です。
逆に、年齢に縛られて生きていたり、年齢なんてどうでもよくない?今がすべてじゃんという考えの方は、あまり年齢を人に聞きません。
私は女ですので、やはり男性のお客さんから聞かれることが多いです。
あまりにも年齢を聞いてくるヤツ多すぎ問題が、私のなかで勃発しているので、なんとか面白い返しを身につけようと考えました。
年齢を聞かれて「聞いたらびっくりしますよ」
私は、現在35歳なのですが、先日25歳以下くらいの大学生みたいな団体に「お姉さんいくつですかー?」と聞かれたんです。
正直に言っても私が損するだけなので、「聞いたらびっくりしますよ」と濁しました。
ハタチくらいだったら、そのままハタチと言っていたかもしれません。
しかし、まぁまぁ大人の場合はドン引きされるだけなので、あえて謎のままにしておきます。
年齢を聞かれて「35+35-20です」
この計算式の答えは、50ですよね。
どう見たって私は50歳に見えませんが(多分)、ちょっと頭を使う計算式を用意しておくのもいいなぁと思いました。
答えを本当に正解にしておいてもいいし、デタラメな嘘にしてもいいです。
誰も本気であなたの年齢を知りたいと思っていないだろうし、正直に言わなきゃいけないなんて法律はありません。
向こうが絡んでくるなら、こっちも面倒な答えをしてみるのもアリではないでしょうか。
年齢を聞かれて「いくつに見えますか?」という女にはなりたくない
男性でもたまに「俺、いくつに見える?」という人がいます。
はっきり言いますが、きもちわるいです。笑
50代〜還暦くらいの方に多く、若い女性には「全員おじさんにしか見えない」ので、いくつだっていいし、あとで「何あのおじさん面倒くさ」と思われるだけなのでやめましょう。
女性でも、いまだに多くて「えーいくつに見えるー?私」と若く言ってもらえることを想定して、答えを待ち望んでいます。
そうやって言われるとだいたい「マイナス3〜5歳」前提で、答えなければいけません。
このやりとり自体、不毛で時間をとりたくないと思っている方は多いはずなのに、「いくつに見えるか」聞く人はいなくならないのです。
数多くの職場で働いている私ですが、たいてい一人ふたりはいました。
というわけで、お客さんに聞かれても会話が続くだけなので、この答えは絶対に避けましょう。
お客さんに名前を聞かれた場合の返し方

いくつもの接客業をしていて思うのは、かならず名札をつけなくてはいけないということです。
フルネームの場合もあるし、名字だけの場合もあります。
レシートにも担当者の名前が印字されているケースも多く、お客さんは簡単に店員の名前がわかるような仕組みになっています。
レジのミスをなくすために、担当者の入力をしなくてはいけません。しかし、個人的にはお客さんには番号しかわからないような設定をしてほしいものです。
このあたりは、スタバは番号で表示されていて嬉しかった記憶があります。(名札も英語で書いていい)
お客さんに「名前何て読むの?」と聞かれたとき
名字が珍しい方や、初見で読めない名字の方は苦労していると思います。
私も地元には多い名字ですが、地元以外で働くと大抵「何て読むんですか?」と聞かれます。
外国人の方にも聞かれたときは、びっくりしました。そういうのは、単に漢字がかっこよくて読み方知りたいのかなぁと感じたので、答えました。
「クール!」と言われて嬉しかったですが、日本人の方に聞かれると「読み方聞いておいて、名前知りたいだけなんじゃないか」と邪推してしまいます。
さすがに、嘘の読み方は教えられないので正直に答えていますが、あまり気持ちのいいものではありません。
知りたいだけなら出来れば漢字を覚えて、あとでこっそりググってほしいです。
お客さんに「名前おしえてよー」と言われたとき
飲食店やサービス業では、本当にしつこく聞いてくるお客さんというのがいます。
私はスルースキルがあるので、ほぼ「聞こえないふり」や無視をする場合もあります。
聞こえなかったのかな?と思わせておくのです。にぎやかなお店は効果的ですが、一対一ではむずかしいですよね。
- 「個人情報ですよ」
- 「人の名前を聞く前に自己紹介してもらってないですよ」
- 「店長に言うなって言われているんです」
- 「言ったら本当に覚えてくれますか?xwrtldfg?wsです」と中国語やスペイン語などで言ってみる
自分で考えて面白そうなのが、外国人と思わせるのもいいなぁと思いました。
中国名の読み方や、日本語や英語以外の言語で伝えるのもおすすめです。
お客さんに住所を聞かれた場合の返し方

なぜ、それを初めて会ったお客さんに伝えなくてはいけないのか…。
たとえば、上京してきて出身を言う場合は、意外にも地元トークで盛り上がったりします。常連さんだと、店員的にもうれしいです。
しかし、今現在住んでいる最寄駅を聞くのは、ストーカーとしか思えません。
住所を聞かれたら「●●線沿いです」
最寄駅は言わずに、沿線だけを伝えます。
「山手線沿いです」と流しましょう。
「山手線ってぐるぐる回るやん」って突っ込まれたら、合格です。
住所を聞かれたら「高輪ゲートウェイです」
「えー山手線のどの辺?どの辺?」と食い下がってくる人には、「高輪ゲートウェイです」とでも言っておきましょう。
「そんなわけないやろ」と突っ込んでくれたら、合格です。
住所を聞かれたら「赤坂です」
ここはお嬢様設定にして、都民でもなかなか住めないような街を伝えるのもいいでしょう。
家にはメイドがいて、送り迎えをいつもしてもらっているので、駅から家まで歩いたことがないの…くらいは言ってもバチが当たらないはずです。
個人情報は初対面で聞いてはいけない
聞かれたら聞き返すのもポイント
人に聞いてくる人は、自分のことを言いたがらなかったりします。
これって矛盾してますよね。人には聞くのに、自分は言わないなんてフェアじゃありません。
教えない人には、教えなくていいのです。
何年も店員として働いている立場から言わせてもらうと、初対面でいきなり個人情報を聞くヤツ、ドン引き案件だからな。
裏で色々言われてると思っておいて間違いありません。
だからといって常連になったらいいの?というわけでもありません。
難しいですね。他人との距離感は。
今後も面白い返し方を見つけたら、追加していきます。
接客業のみなさん、酔っ払いと失礼な人に負けずに今日もがんばりましょう。
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