何度も何度も、会社を辞めている。
高校生からアルバイトを始めて、働く大人の世界に入った私はいま34歳。
社会人何年目とよく言うけれど、私はそれを数えたことがない。
新卒で会社に入った人がよく言う、●年目ですというやつ。
だから、この記事は新卒で入った会社を辞めたという記事ではない。
転職を繰り返している私が、ただ派遣会社経由で働いていた大学という職場を辞めたという話である。
そして、この退職エントリーを書いてみようと思った経緯と、理由を今からお話します。
Contents
大学事務とスタバの掛け持ちを1年半続けた
以前、こんな記事「派遣の大学事務は未経験でも採用される?学校事務の働きやすさを伝えます」を書いた。
私は、ブログを始めたときからすでに派遣社員として大学で働いていたのである。
そもそも大学で必ず定時に上がれるという働き方のおかげで、ブログを始められたというわけだ。
大学事務に転職する前は、スタバのSSVをやっていてフルタイムでスタバ漬け。
大学で働き始めてもスタバを週一で続けていて、どうにかスタバで働くということを減らしたいという思いが強かった。
17時に仕事が終わって、たとえば18時からスタバで働くこともできた私はそれをやらなかった。
やりたくなかったし、そもそもスタバ辞めたいという記事を書きまくるくらいのメンタルの日々。
まずスタバを辞めることにした3つのこと
スタバを辞めたいと愚痴るのは簡単にできて、同僚のパートナーにもすぐに共感してもらえる。
ただ、愚痴ばかりのお茶や飲み会は決して楽しくないのだ。
どうしても愚痴言ってすっきり!というより、愚痴を聞く役になり、相手のストレスを全面的に私が請けおっている感じがした。
相手のストレス発散のための飲み会は、私にとってはストレスを増幅するためだけの飲み会だったのである。
そういうタイプの人間は、どこでストレス発散するべきなのか?
友達に「たまには、パーっと飲みなよ」と言われた。
ゲイバーは楽しかったし、歌って踊るのも好きになれた。
だけど、何かがちがう。
お酒を飲むのも嫌いではないけど、お酒がなくても生きていける。
歌はもっと上手くなりたいけど、音楽を聴くだけでも十分だ。
ダンスなんて恋ダンスしか踊れない。
こんなことをしていても私が疲れてしまうだけなのかもしれない…と考えるようになってしまった。
どうせ時間をかけるなら、何をする?
1.ブログを始めた
ずっと挫折し続けていたブログを始めることにした。
この「ナナメドリ」を始める前まで、私は何度もブログを書いては諦めている。
Bloggerというサービスでブログを作っていて、ただ旅行の記事とかリゾートバイトの日記を書いていただけのブログ。
その頃はアフィリエイトなんか知らなかったし、友達が書いてるから私も書いてみようかなぁというくらいの気持ち。
でも、続かなかったんだよね。
20記事くらいで更新は止まり、放置していた。
それから3、4年くらいが経ったと思う。
NAVERまとめを作り出して、少しずつ振り込まれるようになってきて、どんどんパソコンで出来る仕事が気になってきた。
NAVERまとめでトップページ載っても、かけた労力と入ってくるお金が「割りに合わないかも…」と感じるようになってしまったのだ。
ここは、やっぱりブログだ!
ブログしかないと思って、始めたのがこの「ナナメドリ」というわけである。
2.お酒をやめた
ブログを始めて半年経ったころ、ようやく私は楽天アフィリエイトで収益が発生した。
おどろくほど嬉しくて、何度も管理画面を見に行った。
私のブログからリンクを踏んでくれた人がいて、そこから買ってくれたというわけである。
残念ながら、この「ナナメドリ」ではなく、もう一つの美容系サイトのほうからの発生だった。
ブログをもう少し本格的にしてみたい…
デザインもきれいにしたい…
記事もとにかく書かなきゃ…
そんな思いを抱えながら、ブログと格闘する日々だった。
楽天アフィリエイトの前に、グーグルアドセンスは通過していて毎日1円とか3円でも、とてもわくわくしていた。
このわくわくした気持ちを、もっと味わいたいと思ってしまったのである。
私はお酒をやめることにした。
お酒に使っていたお金と時間をブログにつかうことにした。
3.スタバ友達と連絡とるのをやめた
スタバで働いていると、スタバの同僚と遊ぶようになってしまうのが、スタバあるあるだと思う。
もちろん今でも仲がいい子はいるのだけど、それは別。
「飲みにいこう」=「私の話を聞いて」という子たちを、私のなかで距離をとるようにした。
とにかく(ブログで)忙しいという断り文句を言い続けた。
ブログが楽しいから、ブログ以外のことはしたくなかったのである。
ごはんを食べに行ったり、飲みに行ったりして2時間あれば1記事は書けるようになっていた。
時間もお金ももったいないから、極力人と会わないようにもしていたかもしれない。
去年(2017年)のゴールデンウィークも誘われていたのを断ってしまうくらいに、私は記事を書くのに夢中だった。
大学に8時間もいるのが苦痛になってきた
大学ではパソコンも常時つかっていたため、どうしてもブログが書きたくなってしまうのだ。
朝、通勤のときに自分のサイトを見て、書き直したいところを発見したとき。
昼休みにTwitterで見た情報を早く試したいとき。
夕方に帰って、すぐにパソコンをひらく毎日だった。
大学事務という仕事は、慣れれば惰性で出来ることが多い。
毎年同じようなことの繰り返しで、毎年同じようなミスをしていたり、何も成長しない人たちを見ていると、このままでいいのかなぁと思い始めた。
彼らはその仕事のおかげで、たくさんお金がもらえるのだろうけど、派遣の私はさほど良い待遇ではない。
そこで正社員になりたいという気持ちも1ミリもなかったし、転職して正社員の仕事をしたいと思えなかった。
考えたらキリがなくなって、自分の気持ちに収集がつかなくなってしまったのである。
私は私の才能を活かして生きていきたい
やぎぺーさんの才能覚醒ランチを受けた頃、私はもう大学を辞めようと思っていた。
そのために、毎日派遣マニュアルを更新していたのだ。
大学では派遣が常に二人いる状態で、もう一人の派遣が入れ替わることが多く、私は何度も何度も仕事を教えなければいけなかったのである。
一人で出来る仕事にマニュアルはいらないけれど、誰かと仕事を共有するということは、共通認識をもって取り組まなければいけない。
私は理解できるけど、他人が私と同じように理解できるとは限らないし、同じパフォーマンスをしてくれるわけではないのだ。
そこまで私は他人に興味がない。
友達なら無限に応援できることが、友達ではない人にはできなかった。
教えるという行為は、少しだけ教えた人に期待をしてしまう。
「教えたからやってくれるはず」という期待は、翌日には裏切られ「なんでやってくれないんだろう」「なんで気づかないんだろう」とモヤモヤしてしまうのだ。
責任感という強みがあることを知ると、昔から抱えていたことだったという納得がいった。
この壁を乗り越えようと思ったいたのだけど、もう乗り越えなくてもいいんじゃないかなと割り切ることにした。
最後の引き継ぎはとてもとても辛かったし、ちょっとどうにでもなれ!とも思った。
私がいなくても世界はまわるのだ。
それを知っているだけで、仕事は辞めてもいいものだと思うのだ。
今フリーランスにならない理由
ブログを続けて1年半が経った。
フリーランスの友達も増えた(気がする)。
フリーランスの子を見ていると、自由だなぁと思う。
それはそれで羨ましいとも感じるし、いろんな職業をしてきた分、なんだか不安になることもある。
なにが不安ってお金なんだよね。
生きているだけでお金はかかるし、住んでるだけで住民税がかかるし、何かを買ったら消費税がかかるし、稼いでいると所得税がかかる。
私はもう少し自分で知識を増やしたい。
自分一人で稼いで生きていくことは、相当覚悟が必要だ。
未来のことを考えると、ブログだけでは生きていけないとも感じる。
じゃあ、私に何ができるんだろう?
ルカルカナイトで染谷さんに言われた言葉がひっかかってしょうがない。
それを少しゆっくり考えてみたい。
染谷さんのnote
アフィリエイト未来予想図
現在の私とこれからの私
いま、私は東京から引っ越してお隣の神奈川県に住んでいる。
なんで神奈川県かというと、私の代表コンテンツでおなじみ「リゾートバイト」だ。
この働き方をもうしないつもりでいたけれど、もう一度やってもいいかなぁと思った理由は「固定費を究極に節約できること」である。
家賃はかからない、食事はまかない、通勤時間も電車代もかからないのがリゾートバイト。
朝から満員電車に乗ることはないし、通勤時間10分でさえ遠く感じる。
私はこの辛いなぁと感じた時間や、もったいないと感じるようになった家賃を節約することにしたのだ。
東京で最後に住んでいたシェアハウスは、とても居心地がよく結局3年も住んでしまった。
同じところに住み続けるというのは楽だし、快適だ。
東京は便利だし、何もかも手に入る。
手に入りそうで入らないと感じることもある。
この5年のあいだ、私は定職に就いて、人間関係を築き、いつもの同じメンバーで仕事をしていた。
それはそれで楽しいんだけど、本当に楽しかったのだろうかと感じた。
本当に手に入れたいものは何だっけ?
自分が楽しいと思えることって何だっけ?
そんな風に思いながら、新しい環境に行くというのは、とってもわくわくする。
仕事を辞めて海外旅行に行って、自分探しの旅をするわけではない。
いつでも好きなときに旅がしたくなってしまっただけである。
好きな働き方を見つけるために。
今日も私はブログを書いている。
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